恵比寿
恵比寿
恵比寿さまは唯一、我が国出身のお神様「水蛭子」との説があります。神話では、イザナミの尊が、イザナギの尊にプロポーズして生まれた「水蛭子」
今では考えられない事ですが、女性から男性へのアプローチは、はしたない行為として生まれてきた子供に罰が科せられ、大変残酷な話ですが、生まれつき、体が不自由というハンデを背負わされたちの事。
また「事代主神」(大国主命の息子)の説もあります。
「夷」や「戎」とも書き、外国人を意味し、異郷から来臨してきて、幸福をもたらすという「寄神」「客神」の意味からも、外国説の方が有力です。
ご存じの様に、恵比寿さまは風折烏帽子をかぶり、鯛と釣竿をお持ちで、大漁のお神様らしい風体ですが、商売人の間では「釣して網せず」といい、地道で清廉な商いを心掛け、網を打って根こそぎ持って行くような事はせず、儲けは中庸「ほどほどに」との教えがあります。
関西の戎神社での1月10日のご縁日、十日戎が有名です。
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